アジア初の国際女子テニス公式戦としてスタートした国内最高峰のWTAプレミア大会。出場表明した大坂なおみを筆頭に、世界を舞台に戦うトップ女子選手が日本で魅せる。
1984年にアジア初の国際女子公式戦として幕開きし、2019年で第36回を迎える国内最高峰のWTAプレミア大会「東レ パン パシフィック オープンテニス」。過去の優勝者にはナブラチロワ、グラフ、ヒンギス、シャラポワなど、時代を代表する世界の女子テニスのスーパースターたちの名が並び、日本のテニスファンを魅了してきた大会を、9月16日から22日まで連日生中継でお送りする。2008年大会より有明コロシアムおよび有明テニスの森を会場に開催されてきたが、有明は2020年の東京オリンピックに向けた施設改修工事が行なわれているため、2019年は大阪のITC靱テニスセンターにて開催される。
1995年に行なわれた第12回大会では、伊達公子が初の日本人チャンピオンに輝き、さらにこの年、世界ランキング4位に急上昇し、大きく飛躍することとなった。
日本勢の中では、やはり全米オープンと全豪オープンで優勝し、一度世界ランキング1位の座を手にした大坂なおみに注目したい(現在は、世界ランク2位)。大阪府出身の大坂にとって、今大会は世界ランク1位を手にして以降、初めての凱旋大会になる。また、2016年と2018年の大会では準優勝に終わっているため、今回こそ国内開催大会での初優勝を果たしたい。
また本大会には、毎年多くのトップ選手が参加することで知られており、今大会はグランドスラム3大会で優勝の実績を持つA・ケルバーが出場を表明している。今回はどんなドラマが待ち受けているのか、国内外から熱い視線が注がれる大会から目が離せない。